一律の宿題の中で けテぶれ の種を蒔くには…
0 宿題は作業ではなく学習だという意識づけ
何度も繰り返し伝える。
手を動かすだけの時間になってない?
漢字の宿題はなんのため? 漢字を覚えるためだよね? じゃあ今のやり方でいい? 計ドは? 音読は? 宿題の効果を最大化するには?
一律で出さねばならないなら、意味づけを変える。
具体的に、丸つけのやり方から指導していく。
本気で丸付けをしないと意味がないということ。
正しく丸付けができることがどれだけ大切か。
そんなことを繰り返し語る。
掲示し、常に意識できるようにする。
掲示する前に、Lv4や5の子を学級だよりで広めておくとさらに高まる。
2 宿題をテストとして使う
漢字ドリルなら、平仮名を見て漢字が書けるか。
計算ドリルなら、時間を測って。
緊張感を持って、テストと同じように臨めるように伝える。
手を漫然と動かすだけでは、ただの作業だよ。
ただの作業に時間を使うのはもったいないよ。
どうせならその時間、賢くなろう!
3 授業の中で計画について指導
計画は、学習のゴールだよ。
ゴールのないマラソンは走れないよ。
ゴールは書くことで意識できるんだよ。
宿題も学習だから同じだよ。
→宿題に計画を書いてくる子が出るので、速攻拡散する。
テスト勉強の時間で、けテぶれシートを使ってイメージできるようにする。
4 小テストで分析について指導
テストの中身だけでなく、テストまでの学習のやり方を振り返る。
プラス、マイナス、→の視点を伝え、活用する。
この視点は、1日の個人の振り返りノートでも活用する。
大テストでも同様。
宿題も学習だから同じだよ。
→分析してきた子を速攻拡散。
5 まねすることの価値を発信
子供の中に今ある力を価値づけ、広めていく。
同時に、それをまねする子もどんどん価値づける。
全ての学習はまねから始まる。まねできることはとても素敵。まねすることがいいことだ。そんな雰囲気を作る。
すると、まねされることに自信が持てるようになる。
6 自立した学習者像の共有
学級だよりや日々の語りで常に伝え続ける。
自分の中での自立した学習者像が確立できると強い。
子供たちにも同じように考えてもらう。
学校に来るのはなんのため?
どんな大人になる?
これからの時代は?
やりたいことやれ!
やりたいことやるには?